2021:12:11 快晴 3名

今回の企画は 前回の門司側 矢筈山の戦跡遺構を訪ねてから 今回は小倉南側に残っている 高蔵山の高蔵堡塁跡を訪ねての登山が主目的であった。いつもの山友さんと誘い合わせて、一台は下山口にデポして一台に乗り合わせ登山口である 高蔵森林公園駐車場へ向かった。

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R25から高蔵森林公園方面へ左折、対向車にも気をつかうような林道を登り詰めて行き 九州自動車道の高架下をくぐりぬければ程なく 登山口近くの空き地を利用した数台程度利用可能な駐車場に到着 さっそく身支度すませ いざ入山です。


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林道をほぼ100M近く行けば登山口ですが・・・・


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自分はほぼ20年ぐらい前、山先輩に連れられて一度だけここから登山経験あるが 当時は先輩任せで後追登山にて 当時のことほとんど覚えていません、従って 今日の3名と同じ だれもここからの入山経験なし、登山アプリ頼りです。ところが この標識から登山道がのっけから急登階段がみえる、こう少し先にもう一つの登山道入り口がある、そこから 入山しようとなった。ここがまずかったのが後々 尾を引くことになるとは・・・・

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見た目緩やかな 入山口になっていた、標識確認してと

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目的の堡塁跡へも、案内標識もしっかりとしている 間違いないと。

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疑似階段もよく整備されていた、ここまでは~~~

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しばし 開けた紅葉谷コースの景色など楽しみながら行けば 突然 通行止め??よくよく確かめれば登山道はしっかり確保されているようなのでここは取り敢えず先に進む

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なかなかの残り紅葉もいいね

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美味しそうなイチゴなど見ながら更に先へ




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小さな沢に出てきた

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長々の林道歩きを続けて、まだかいなと思うところには ようやく 目的の高蔵山広場1600mとの標識にひとまず安堵。ともかくこの道で間違いないことが確認できた


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目的の高蔵山広場まで1600m地点に、長いが頑張ろうとギアを入れ直す

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1300m地点通過

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重厚な石積み跡、昔人の手が入った苦労がしのばれる

さらに林道の崩落地などクリアしながら進めば突然視界が開けてきた。いわゆる紅葉広場まで到達。ここがあとあとの 第二の重要チェックポイントであった・・・・

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ここで 高蔵山広場の位置確認を頭付き合わせて三人で精査作業、どう地図を確認するも 目前の高蔵山の真向かい側に目的地は差している、ここは躊躇なく一旦高蔵山の山頂を目指して急登へと進路を取ろうと一致

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高蔵山へはすぐに急坂がある 

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しばらくあえぎながら登り上げれば 灌木のなか視界まったくない 山頂標識についた。ともかくはじめての山頂なので証拠の山写真を撮る

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ことのついでに、この人も!どさくさに紛れて

山頂で 一息いれて 目的の堡塁跡を地図アプリで 方向を見定めるもまったく踏み後すら見つからない 狭い山頂を中心に八方さがすも 完全になし、ここはもう そこに行けるルートは見つからないので ここは一旦 紅葉の広場分岐点に引き返そうと高蔵山を下山へ。

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ここでまた三人の営業会議?です、中には今日はもう探すのは無理かもと諦めの言葉も聞かれる、こここはもう今回の登山の最大の ”思案橋ブルール??” でした。

往生際の悪い自分は 確かな確証はないが目前に一本の周回路みたいな狭い登山道が伸びている、もしも間違っているかもしれないが ダメだったら引き返そうと最後の決断して三人はまた歩き始める、もうすでに 探すのをウロウロしているので結構疲れも着ているが。。。。
しばらく歩を進めていくと、もしか?と思えるような雰囲気のある場所に飛び出た、やった~!!
本日の最大の主目的の一つ、高蔵山 堡塁跡に出会ったのでした。

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先日の門司側の矢筈山とほぼ同時期に造られた 戦跡遺構である。明治の半ばごろ日清戦争時 関門海峡への防塁の一つで巨大な兵舎や大砲台座などこちらは周防灘方面の守備隊の前線基地の一つだったようですが、この巨大遺構には幸いなことに その大砲などを使う機会はなかったと記されている

詳しい記述は 高蔵山堡塁跡などとして検索すれば興味のある方はお勧めする。

ようやく本日の登山目的の半分は達成した その後は 主峰 足立山をめざすだけである。この気楽さが これからの急坂との闘いが待っているとはこの時点では誰も気づいていなかったのである。

堡塁遺構にてランチタイムすませれば あとはもう足立山~砲台山~安部山公園下山口に向かうのみで気が楽であったはずが。。。。。
ひとまず分岐点の紅葉広場まで引き返そう

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ここでまた 地図アプリで進路確認すれば 大回りの登山道が足立山につづいている、が、地図を精査すれば多少急登にはなりそうだが 破線が直登できそう、ここは頑張って急登に挑もうとショートカットを選択、半ば強引に皆さんを誘導した、やはり予想どうり 見上げるような急登が待っていた、ここはその結果登るのは半端ないので写真撮る余裕など有るはずもなくて、この間の画像ありません

しばらくガンバで送電線鉄塔基地に登りあがった。いやはやもういい加減疲労困憊気味です

ただ目指す足立山へは間違いなく登山道もついている、もうがんばるしかない・だらだらの登山道がどこまでも、これでもかと続いている、ようやく分岐標識と出会う

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ここからもうすぐと思いきや なんのなんの、ダメ押しみたいに登りがつづく、もうヘロヘロ気味で取り付けばそこは 門司の戸ノ上山~足立山の大縦走路分岐であった

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ここでももういちど最後のローギアにセレクトしてようやく 何とか足立山の山頂に立った

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関門海峡側の小倉市街地

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疲れ切った面々も安堵の顔

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さあ一時の休憩すれば身体も冷え込んでくるから下山始めよう

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などなど分岐通過

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以前あったブランコはなくなっているね

順調に下山して途中の砲台山到着

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ここも高蔵堡塁跡の同時期 陸軍の高射砲の台座基地であった台地

砲台山から先ほどの 足立山を望む

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ここでまた休憩を挟んで、あとは 淡々と安部山公園登山口へ下山するのみだが ここが意外にもながい、ほぼ歩きっぱなしの一時間はたっぷりかかるがともかくも 登山口にたどり着いた

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いやいや 長々とこの日の山行記を描きましたが まるで”低山歩き、侮るべからず”身をもって体験した一日でした



いやはやながながと記事アップしましたが 久々の疲労困憊の縦走登山の結果となりました、疲れましたが全員 トラブルもなく無事歩き終えたのが最大の収穫でした、今思えば疲れたけど 一日すぎて自分にはほとんど筋肉の疲労もなく楽しかった山歩きでもありました
いつも同行してくれる山友さんには頑張りの拍手と感謝を送りたいともいます
ご両人 お疲れさんでした

登山中ではこんなものにも


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準備中 コショウノキ

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ビナンカズラ

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